足袋が一足あれば舞台にあがってお稽古ができます。足袋の素材は、化学繊維のものもありますが、綿100%のキャラコやブロード地のものの方が、少し堅いですが履いた時に気持ちが引き締まって良いと思います。
渋谷東急百貨店などの和装売り場で0.5cm刻みで価格は2,000円前後です。サイズが小さい足袋にもこはぜは4枚付いていますから、自分でこはぜを留めることでお稽古を始める前に徐々に心の準備を整える良いトレーニングになります。また、必ず白足袋を履いて舞台にあがってください。土俵と同じく能舞台は神聖な場所ですので白足袋以外の着用は認められません。
発表会では、着物と袴を着用しますが、お稽古の時は足袋とズボンでも大丈夫です。ただ、着物を着用しての所作も必要ですから、通常はゆかたと袴を着用してお稽古を行ないます。男子であれば、下着はパンツのみでゆかたの上に袴を着用します。ゆかたですと、汗をかいてもすぐに洗濯が可能です。
この他に舞扇が1本あると便宜です。my扇ですと開いたり閉じたりの動作が手に馴染みます。 |